すいません.なんか読んでるうちに評価が3pi/4ほど変わってきたかも・・・.
- 初級・中級程度の内容だけ
これは逆にいうと,
- 基本的なcoding guide lineとして容認できる項目ばかり
- 理解しやすい・読みやすい
ってことで,"Coding Standards"というタイトルからするとこれで良いと思えてきた.また
な内容も,逆にいうと
- 上の書籍の中から特に基本的で,最低限知っておきたい内容の抜粋になってる
- なので,上の本全部読まなくてもこの本読めばダイジェスト的な理解が出来るようになる
ってな感じで,「ある程度C++の文法は分かったけれど,あまりに膨大で『こういうときにはあれを使う』みたいなお決まりがいまいち良く分からない・知りたい」ってな人に最適な感じ.さらに
- 各項目について,そのguide lineから外れる「例外な場合」をきちんと挙げてくれてる
のはかなり良い.また,自分が指摘していたreferenceの充実についても,prefaceにreferenceの充実に尽力した旨が書かれていて,
- そのguide lineについてのより深いrationaleが知りたい場合,どの文献を参照すれば良いかがすぐに分かる
従って,ある程度分かっている人もreferenceを積極的に引いていくという使い方をすればかなり(゜д゜)ウマーな本になる.もちろん,それ以前に分かっていたつもりで実は分かっていなかった項目の再確認にもなるし.
結論として,かなりの良書じゃないか?という気がしてきた.