BGL本についてid:Cryolite:20040721#p1でえらそーに「やっぱりこんなもんか」とか書いてますけれど,やっぱり本の感想はちゃんと読んでから書かないとダメですね.確かに,具体的な実装技術については表面的にしかなぞっていませんけれど,一方でグラフについてのプログラミングの基礎をしっかり抑えてあって,ちゃんと読んでみたら自分がいかにグラフについてのプログラミングを知らないかを痛感させられました.猛省.
例えばDFS(Depth First Search)の実装について,自分は関数の再帰呼び出ししか考えたことなかったんですが,スタックに頂点の情報を積んでいくやり方もあったんですね.言われてみればごく当然の事で,知らなかったなんて恥ずかしいったらありゃしない.こっちの実装の方が有利な点も多いですし.
#以前,BGLのdfs_visitorの実装を「何かややこしい事してる.良く分かんね.」ってな感じで大して理解せずに読み飛ばしたことがあるのですが,こういう事だったんですね.