C++における浮動少数や数学関数の規格

C++における浮動少数演算や数学関数の仕様はすべてC由来で,従ってISO/IEC 14882-2003には書いてなくCの規格読めで一蹴されてしまっている.だから,例えば
「std::expに-std::numeric_limits::infinity()を食わせたら0が返ってくることは仕様として期待できるのか?」
とかいった仕様がC++の規格読んだだけでは全く把握できない.なので,Cの規格ISO/IEC 9899-1999を買ってみるテスト.ISO/IEC 14882:2003にも"normative references"の一つとして指されてるしにゃ.それに,どうせ$18で格安だし.
浮動小数点周りの細かい規格はIEC 60559読めって書いてあるにゃ〜."normative references"の一つとして指されてるし.
ふぉーっ!!log(1+x)という計算でxが小さいと桁落ちしてやだにゃーと思っていたんだけれど,log1pなる数学関数(|x| << 1ならこっちのほうが高精度)が標準として規定されてたのかーーー!!!今初めて知ったよー!超ショックだよー!うぉー,この情報だけで$18の価値はあったっ!!
#IEC 60559ってどこに売ってるんだ?IEC 559なら見つかるんだけどにゃー.
#って高いよっ!!
ふぉーっ!!ふぉーっ!!ふぉーっ!!よく見たらISO/IEC 9899-1999のAppendixにIEC 60559の要約が載ってるやんけー!!「exp(-numeric_limits::infinity())は0を返す」などを始めとする特異な値での全数学関数の戻り値の規定だとか,Quiet NaN, Signaled NaNの仕様だとか,知りたかった情報がすべからく載ってるーーー!!!オラ,今もーれつに感動してるだっ!!
#っていうかさっさとこれ買えば良かった〜.む〜,激しく後悔中….
というか,これ本当に$18で良いんですか?