関数のオーバーロードと関数ポインタ

オーバーロードしている関数のポインタを取るときに,どのオーバーロードなのかを解決するために明示的なシグネチャにキャストする場面があるけれど,それを簡単にしようって話.
http://lists.boost.org/MailArchives/boost/msg69451.php
(2004/08/17~ "Overload resolution & boost::bind")
単なるオーバーロードだけじゃなくて関数テンプレートの実体の1つに対するポインタを取るときもこの議論の範疇に入る.規格書の対応する箇所は(13.4)あたりかな.というか,このオーバーロードされた関数へのポインタを取るという演算は,演算を行った段階では型が決定されていない宙ぶらりんな状態だから多少気持ち悪い.(なので演算結果の使い方が制限される)
ちなみに関数テンプレートの場合,この明示的なシグネチャへのキャストがインスタンス化を引き起こすという特徴があるけれど,確かBCCLがこのメカニズムを利用していたはず・・・
#っていうかドキュメントにちゃんと書いてあるし.
http://www.boost.org/libs/concept_check/implementation.htm
http://boost.cppll.jp/HEAD/libs/concept_check/implementation.htm