私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
私がboostに触れる最初のきっかけとなったのが，氏の"Let's boost"というサイトでした．氏があの"Let's boost"という素晴らしいサイトさえ作っていなければ，あるいは，それが素晴らしく分かりやすく魅力的なものでさえなければ，私は今頃，boostの素晴らしさのかけらも理解することなく，標準ライブラリの壮大さにただただ感動し，何の不便も感じることの無い，ただのC++プログラマで居られたはずなのです！
私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
氏の"Let's boost"という素晴らしいサイトさえ無ければ，私は今頃，More Effective C++にあるスマートポインタの説明に目を輝かせて，自ら嬉々としてそれを実装して，ただそれだけで満足する純真で無垢な青年で居られたはずなのです！
私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
氏の"Let's boost"という素晴らしいサイトさえ無ければ，私は今頃，std.comp.lang.c++やboost MLのメッセージを追いかける必要に迫られることもなく，優雅に紅茶でも飲みながら，2次元の女性たちと戯れていたはずなのです！
私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
氏の"Let's boost"という素晴らしいサイトさえ無ければ，私は今頃，"C++ Templates"を買う必要性のかけらも感じずに，その購入代金はCLANNADの初回限定版をもう一つ買うことに費やされていたはずなのです！
私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
氏の"Let's boost"という素晴らしいサイトさえ無ければ，自ら作った再帰templateのinstantiationが次々にコンパイルエラーを起こし，それがまるで猫が踏み荒らしたかのようなエラーの列となって次々にコンソールに吐き出される様を見て頭を抱える，などということは決してなかったはずなのです！
私はhttp://www.kmonos.net/のK.INABA氏を恨みます．
氏はあの"Let's boost"という素晴らしいサイトを作るだけでは飽き足らなかったようです．私は，まるで楽しみにしていたゲームの新作を買いに行くがごとく，2800円を握り締め，5月10日に書店の開店時間前から並んで，「Boost C++ Libraryプログラミング」（http://www.kmonos.net/wlog/38.php#_1245040501）を買わなければならないのです！なんと末恐ろしいことでしょうか！
こうなってしまった以上，道連れ（犠牲者）は多いほうが良いでしょう．私だけこのような理不尽を被るのは不公平です．氏の素晴らしい紹介に感化された，私と同様な被害に遭うC++プログラマが増えることを祈るばかりです．
